更新日:2018/8/9
【H28.5.15】G7倉敷教育大臣会合 倉敷宣言
そもそも「G7教育大臣会合」というのがあるようだ。この時のテーマは”教育におけるイノベーション”。
意外なほどICTについて言及されている。
≪ICT関係抜粋≫
我々は、教育・訓練と技術革新の影響を受けた雇用とのつながりを改善するため、特に情報通信技術(ICT)や理工系(STEM)分野における教育・訓練の適切な見直しにより、すべてのバックグラウンドの人々が社会的・経済的変化を主導し、適応し、同化することができるような、仕事に関連する汎用的なスキルの習得を促進し、社会的包摂に貢献する。また、我々は、理工系(STEM)分野のほかアートやデザインを含む他の分野も重視した総合的なアプローチが、柔軟な思考、挑戦、創造的な問題解決を促し、新たなイノベーション創出につながり得る可能性を認識する。
第4次産業革命やインターネット・オブ・エブリシング(IoE)を伴う飛躍的な技術の進展に対応するためには、情報活用能力は子供たちや全ての学習者に不可欠な資質・能力であることを再確認するとともに、ICT が、課題の発見・解決を促す主体的・協働的かつ双方向の多様な学びを実現するための効果的なツールであることを我々は認識する。教員と児童生徒の対面指導の重要性を認識しつつ、我々は ICT を用いた質の高い教育を促進する必要がある。我々は、全ての学習者が等しく、学びを支援するテクノロジーにつながり、アクセスでき、学びを経験できるようにすべきであることを確認する。
我々は、生徒が学び、ICT による恩恵を受ける上で教員が重要な役割を果たすことを認識するとともに、教員が教室で ICT を使うスキルを向上させることが重要であることを確信する。
我々は、社会的・経済的に不利な状況に置かれていたり、心身の事情その他の理由により学校に通えていなかったりする学習者の個に応じた多様な学びのニーズに応えるための ICT の利活用を強く奨励する。ネットワークを通じて、世界の子供たちとの双方向の学びの機会の増大や教員間で他国の優れた教育実践の共有が実現できるなど、ICT が持つ遠隔教育の可能性を我々は評価する。
特に困難な状況にいる子供や若者の学びを改善するため、教員養成・研修、カリキュラム開発、学習教材、コミュニティの参画、ICT の活用等、包括的な支援を行う。