更新日:2023/5/8
総務省と教育はあまり関係の無いような気もしていたが、「ICT利活用」の1分野として取り組んでいるようだ。(通信行政はそもそも総務省所管だからとも言えるが)
サイト構成としては「情報通信(ICT政策) > ICT利活用の促進 > 教育情報化の推進」となっている。教育ICTだけでなく、広く社会におけるICT利活用という視点でチェックすべきか。
あと、Wi-Fiの補助金制度があるようだが、あくまで災害対策としての避難所整備か。「防災等に資するWi-Fi環境の整備計画(平成30年1月更新)」参照。
その他、「未来をつかむTECH戦略」というのも動いている。
教育情報化の推進
”ICTは、学びを主体的・協働的・探究的なものにし(アクティブ)、個々の児童生徒に応じた最適なものにし(アダプティブ)、学びを妨げる障害を改善・克服させる(アシスティブ)など、様々な効果を持つツールです。総務省では、教育分野においてICTが積極的かつ適正に利活用されるよう、教育の情報化を推進しています。”とある。
サイトにあるメニューは以下のとおり。(H30 .7月時点)ただし、データが古すぎるとか、まったく更新されていないものは順序を変えて下位にしている。
≪文書内リンク≫
(2)≪H29〜≫スマートスクール・プラットフォーム実証事業
(3)≪H28〜≫若年層に対するプログラミング教育の普及推進
【H28事業終了、但しデータ更新は継続中】(4)先導的教育システム実証事業
○教育ICTガイドブック・教育クラウドプラットフォーム参考仕様
○総務省「教育の情報化」フォーラム ○クラウド導入ガイドブック
【H25事業終了】(6)教育分野における最先端ICT利活用に関する調査研究
【データ更新中だが、有用度は?】(9)eネットキャラバンの推進(一般財団法人マルチメディア振興センター)
【データ更新中だが、有用度は?】(10)インターネットトラブル事例集
【参照価値なし】(5)校内LAN整備の促進
【参照価値なし】(8)ICTメディアリテラシーの育成
【参照価値なし】(11)社会・産業におけるICTシステムの役割についての啓発教材
子どもたちがIoT、AI時代を生き抜くために必要な、論理的思考力、創造力、コミュニケーション力、ICTリテラシー等のスキルを育むためには、授業だけでなく、放課後・休業日などの課外での学習活動も重要です。
地域ICTクラブでは、課外の時間にデザインやアプリ制作、世代間での知識・経験の共有などを通じて楽しく学び合うことで、子どものICTに対する興味関心を高めていきます。
話としては全くその通りと思うけど、都市部はともかく地方でそこまでできるのだろうか。
○未来の学びコンソーシアム(平成29年3月9日設立)
文部科学省、総務省、経済産業省は、学校関係者、産業界等と連携して、多様かつ教育現場のニーズに応じたデジタル教材の開発や外部講師派遣など、学校における指導の際のサポート体制を地域や家庭とも連携しつつ構築することを目的とした「未来の学びコンソーシアム」を設立しました。
○全国ICT教育首長協議会(平成28年8月3日設立)
未来の子供たちのために教育環境整備の充実の重要性を考える各自治体首長が参加し、これまでの取組や今後の展望など意見交換を行う場を設け、自治体相互の緊密な連携のもと、先進的ICT教育の研究および具体化を図ることにより、教育の質的向上に必要なICT機器の整備および制度改革の推進に資することを目的とし「全国ICT教育首長協議会」が設立されました。
○実証事業 平成30年度
地域で自立的・継続的・発展的に児童生徒及び地域住民(社会人、障害児者、高齢者を含む。)がプログラミング等のICTを楽しく学び合い、新しい時代の絆を創るための仕組み(地域ICTクラブ)の構築に向けて、当該クラブが活動していく上で必要なメンター、教材、端末・通信環境、会場を継続的に提供できるように、地域住民だけでなく、産官学、NPOや金融機関等の関係機関による支援体制を検証するための実証事業を実施します。
<提案公募>
●報道発表「地域におけるIoTの学び推進事業」実証事業に係る企画案の公募(平成30年4月10日)
●公募説明会の開催(平成30年4月19日) ○会議資料
<実証プロジェクト>
●採択案件はこちら
報道発表「地域におけるIoTの学び推進事業」実証事業に係る採択候補の決定(平成30年6月29日)
【事業終了、但しデータ更新は継続中】(4)先導的教育システム実証事業(H26~28)
成果品は以下のとおり
○教育ICTガイドブック(H29.6月)
○教育クラウドプラットフォーム参考仕様(H29.6月)
○総務省「教育の情報化」フォーラム
○クラウド導入ガイドブック、ICT環境構築のための調達ガイドブック、情報セキュリティに関する手続きガイドブック
H26に公開、H27に改訂版が公開されている。